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小林洋子ピアニスト

ロベルト・シューマン


ロマン派の大作曲家 ロベルト・シューマンがピアニストへの夢を断念せざるをえなかった原因が

このジストニアと言われていますが、現在でもこの難病には不明な点が多い中、

200年も前では、「Musician's Distonia 」なんて

治療法はおろか病名さえ分からなかったことだと思います。

シューマンがその精神的苦痛を綴った日記や妻・クララへの手紙が残っています。

「まるで、誰かが、僕の手をつかんでいるようだ。自分でどうやっても、さっぱり、弾けやしない。」 (1831年7月13日)

本当に、だんだん悪くなってゆくんだ。度々、天に向かって、嘆きながら、尋ねるんだ。「神様、一体、この私に何をなさったのですか?」(1838年12月3日)

本人も理解しがたい無痛の脳神経疾患だと、現在は長年の研究のなされた書物や情報がたくさんあり、

シューマンのころに比べたら格段に医学も進歩しています。

私ももっと前の時代に生まれ、同じように4歳頃からピアノを弾きはじめ、

この症状が現れていたら、訳も分からずもっと途方に暮れていたと思います。

現代は、シューマンのころに比べたら格段に医学も進歩しています。

無痛で痺れもない、でも何かがおかしい、など今までにない違和感を感じたら、

練習で解決しようとせず、即、専門医の診察を受けられることをお勧めします。

演奏上何か問題が起こると、それを練習で解決してきたという方々が、

音楽家であればほとんどであると思われます。

今までと同じ


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