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自分に言い聞かせ

  • 小林洋子ピアニスト
  • 2014年7月10日
  • 読了時間: 1分

フォーカル・ジストニアという病気は、

命に関わるようなものではない。

けれど、音楽家にとっては、

演奏すること、音楽に関わることは、生きる力のようなものだ。

皆ピアニストは、小さな小さなときから関わっている。

それを無くすということは、想像すらできない。

2週間後に待っている次の治療のことを考えると、

益々右手は緊張して、リハビリも調子が悪い。

薬も今現在は全く効いていないようだ。

こんな甘ったれたことを言う前に、

生きていられるだけでも感謝しなければならない。

世の中には、苦しい大変な病気と闘っている人もごまんといる。

これっぽっちも考えてもいなかったようなことに直面し、

私なりに、これから先もより豊かな心でおくれるよう、

どんな結果が待っていようと覚悟しなければ........。

必ず治ると信じて進んでいくことに変わりはない。


 
 
 

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