まだまだピンと来ず
- 小林洋子ピアニスト
- 2015年1月15日
- 読了時間: 2分
在左手の握力は24、右手は19ということでした。
なので以前は右手の握力は28~30位あったのではないかとのこと。
つまりまだボツリヌス菌が効いているということです。
左手で無意識にできることが、右手では意識せざるを得ないのは、
このことも原因のようです。
指一本一本の力もまた測りましたが、やはり右手4の指の力は、
左手4の指よりかなり弱いようでした。
私本人は、現在全く不安がないといったら嘘になりますが、
膨大な量の資料の研究と大勢の「音楽家のジストニア」患者を
長年に渡って診てこられた専門医の先生によると、
今現在の私の状態は、世界的な例を見ても改善への道幅は
非常に広いということでした。
ジストニアは完治は難しいとされているようで、
若くしてこの病気(?)にかかると、
「こんな辛い思いをするくらいだったら、今のうちに他の生きる道を......。」
と考える人たちも世界中にたくさんいるそうです。
しかし、その難しいとされていることを、
私は成し遂げようとしているらしく、
(本人は全く自覚もないというか、まだまだ先は遠いし、
もう一度ボツリヌス菌投与の可能性も考えていたくらいで)
担当の先生には、「諦めようとしている人々を励ますことができますよ。」
と言われました。
全くピンと来ていないです。油断は禁物だと思っています。
担当医師の言葉は、私への励ましの言葉と捉え、
まだまだ思慮深いリハビリと治療は続きます。
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