最近右手2の指が一番気になっている。
2の指の腹から指先へと動かして鍵盤を押さえると、
4の指は(症状が出るような)違和感があまり感じられない。
何とかして治したい.....と思う。
またボツリヌス菌投与という手もあるけれど、
麻痺でピアノが弾けないという状況は、何としても避けたい。
再び投与したとしても効果があるかどうかは、やってみないと分からない。
財布からお金も出せない、音符も書けない、
スーパーではカートから買いものカゴがおろせない、
シャンプーは右手はグーでやるしかない、
PASMOもポロリとすべり落ちるなど
思い出せば切りがない。
ジストニアが治るのであれば、こんな不自由はなんともないのだけれど
いかに普段、不自由を感じることもなく生活しているか、
感謝しなければならない。
世の中には、大変な病気と闘っている人はたくさんいる。
そして、私よりずっとずっと症状がひどくて、生きがいを無くし、
音楽家としての才能に満ち溢れていた人であっても、
この先進むべき道・生きる道を変更せざるを得ない人もたくさんいる。
幼少の頃から何十年も音楽と向き合い、
食事をするのとほぼ同じであろうピアノを弾くという当たり前のことが、
突然奪われる。
胸がしめつけられる思いだ。