自分の「歌」をピアノに託せたら.....。
と思って、ずっとピアノ・音楽をやってきました。
私は、強弱もそうですが、それよりも音質で変化をつけることを理想としています。
自分の意思とは関係なく異常運動を起こしてしまう
脳神経疾患「局所性ジストニア」(の中で音楽をやっている
人の疾患を音楽家のジストニア・Musician's Dystoniaという)
と診断されて、ほぼ治癒したと感じられるまでに3年半を費やしました。
しかしながら、この疾患にかからなければ経験できなかった、
音楽的経験が私には出来ています。
「ジストニア」は、音楽人生において私に与えられたプロセスなんだと思っています。
音質・タッチで自分の「歌」をピアノに託せたら.....。
それを目指して進んでいきます。
もちろんジャズに大事な8分音符はかっこよく。
正直、あの「Musician's Dystonia」とはいったい何だったんだろう、と思う日々です。
分かっていることは、発症する以前より今現在のほうが、より深く音楽に接しているように思います。