LIVE復帰したこの2018年に、レコーディングが実現したことは、とても信じがたいことでもあり、幸せなことでした。
11月のLIVEを終えて、この一か月間、この日に向けて気持ちを整えていました。
レコーディングの10日ほど前から、指の調子はあまり良くなく不安もありました。
上行フレーズ時に4指5指が届ききれず、一音低い音を押さえてしまったり、
下行フレーズ時に、4指5指が内側に巻き込むなど、正にしたり軽いジストニアの症状です。
レコーディング前日まで、どうにかならないものかと工夫したりしてはいましたが、
じわりじわりと後退したものは急には進展しませんでした。
本番はもう気にしたりなんかしていられません。もう気力と集中力と、不自由な右手との闘いでした。
逆に、思うように動かない指が良かったのかもしれません。
一つ一つの音を大事に、無駄な音を出さないよう、必要な音だけ瞬時に選択できたように思います。
今私がやるべきことは、次のLIVEに向けて、今までと同じようにリハビリ・練習を行うということです。
ある程度治癒したら治癒したで、小さな範囲で進展・後退があるということ、
うまく付き合いながら、自分の目指す音楽に向かっていきたいと思います。