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自分の手

  • 小林洋子ピアノ
  • 2019年8月9日
  • 読了時間: 2分

前回、椅子の高さを元に戻したことを記述しました。

ジストニア症状に云々ということではなく、ピアノを弾く上での支点が定まっていなかった、もしくは存在しなくなっていた、といった感じです。

椅子の高さを元に戻したことによって、しっかりと支点を意識できるように、そしてそれが意識しなくとも自然と存在するように.....。

そして、椅子を低くしたことによってジストニア症状はどうかというと、

それは変わりません。(変わらないというのは、ある程度までは治癒しているのだけれど、もう一歩二歩というところで停滞しているということです)

右手4の指が屈曲するのが、以前は鍵盤に指がついている時に起きた症状でしたが、

最近は鍵盤から離したときにその4の指が屈曲するのが目立ちます。

つまり、鍵盤から指を離したときは音は鳴らない訳ですが、屈曲する4の指が鍵盤を押し、

音が鳴ってしまう訳です。

その他、一番気になる症状は、本脚のテーブルがあるとします、その何本かの脚が短く、

もの凄く安定が悪く、気持ちが悪い、といったようなことです。

このこと自体はジストニア症状ではないのですが、長い年月、リハビリを中心に治療を続けてきて、

その結果の後遺症みたいなものだと考えます。

努力の甲斐あって、お陰様でLIVE復帰もでき、自分の手ではないような手で、しかし私自信が思う音楽に一歩一歩近づけていること、幸せに思っています。

Musician's Dystonia を経験しなければ、到底、私が感じる今居る出発点にも立てていなかったと思います。

しかしながら、リハビリは続けます。完治を諦めてはいないのです。

左手は完全に自分の手です。右手も自分の手だと感じたいのです。


 
 
 

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