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小林洋子ピアノ

ゆったりと


現在、自分の手ではないような感覚(4本脚のテーブルが安定しないでガタゴトする嫌な感じに非常に近い)を感じないで済む超ゆっくりで指を動かしている。

そうすると、自分の右手は正常だと思うことができる訳だ。

要するに、ジストニアと診断されて、最初に医師の指導の下、始めたリハビリと同じである。

症状が2012年に戻ったということではない。

初心に戻ってリハビリをやっているということです。

将来を期待され、さぁこれからだ!という30代でジストニアと診断され、

80歳近くになってコンサート復帰されたピアニスト:レオン・フライシャー氏の言葉で、

「決して希望を捨てないでください。きっと光は見えてきます。

この私がそうでしたから.....。」

当時、この言葉にどれほど助けられたか。

フライシャー氏は、2度目のボツリヌス菌投与が効いたそうです。

でも長い長い治療期間の間にはうつ病も発症したそうで、その苦しみを思うと胸が痛みます。

LIVE復帰してからというもの、最低限のやるべき練習などちょっと無理していたのかもしれません。この辺で初心に戻り、最低限のやるべき練習も超ゆっくりでやる、これしかない。

パーカーのリフもの等を超ゆっくりで弾くと、休符も保てないし、とてつもなく難しくなります。超ゆっくりだと手の違和感は感じないで、8分音符のニュアンスや、休符をいかに表現するかの勉強にはなるでしょう。一石二鳥と考えるべし。楽しみながらやる。


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