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小林洋子ピアニスト

ツアーから戻って


今月前半にあまり調子が良くなかった右手は、ツアー中は比較的良い方だったと思う。

演奏中は気にしてなんかいられないということだろうか?

今はあまり良くない。違和感バリバリだ。

LIVEの場合、選曲が大きくものをいう。

JAZZの場合、絶対にこう弾かなければならないということはない。

約束事はありながらの即興演奏のため、音、音型を選択することができる。

しかし、その選択する音型は、弾きやすい音型となる訳だから似たり寄ったりになりやすい。

そうするとつまらない音楽となる訳である。

私は、その弾きやすい音型を選択するという方法論は良しとはしない。

音楽は方法論でやるものではないからだ。

こう弾きたい、思い描く音を弾きたいわけです。

そうすると、瞬間瞬間でこう弾きたいんだと思ったところに指が伸びず、ミスタッチということになる。

コントロールができない。要するに、一番酷い頃とは全然違うけれど、

ほんとに軽~く症状が残っているということなのだろう。

ではどうすべきか。リハビリをやるしかないわけである。

症状が出やすい音型を、症状が出ないテンポに極力落として、30分弾き続ける。

これが、2012年12月からやっているリハビリ方法である。

当時のリハビリ帳を見てみる。

メトロノーム40に一つの音しか弾くことができない状態でした。

現在は単純なスケールであれば200に二つの音を弾くことができ、

最初よりはるかにマシだということが分かる。


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