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小林洋子ピアニスト
2014年7月10日
自分に言い聞かせ
フォーカル・ジストニアという病気は、 命に関わるようなものではない。 けれど、音楽家にとっては、 演奏すること、音楽に関わることは、生きる力のようなものだ。 皆ピアニストは、小さな小さなときから関わっている。 それを無くすということは、想像すらできない。...
小林洋子ピアニスト
2014年7月7日
今月は
梅雨時とは関係のないことかもしれないけれど、 このところずっと調子が悪い。 パソコンのキーボードを打つ時も、 同じような動作のためか、似たような症状がでる。 今月はボツリヌス毒素の注射を受けるけれど、 これまでのリハビリに関しては、...
小林洋子ピアニスト
2014年7月2日
リハビリと練習
リハビリと練習とは、はっきり違うことは頭では分かっているけれど、 実際にはどうしても、リハビリの毎日の結果を気にしていた。 薬とリハビリでの治療な訳だから、当人にとっては当たり前のことだと思う。 どんな極端な浮き沈みがあろうと、...
小林洋子ピアニスト
2014年6月28日
試行錯誤
学校でのレッスンが終わって、そのまま教室に残り、少しの間、懐かしいスタンダード曲を弾いてみた。 やはり上行していくフレーズは先に進まず、下行する際には、4指5指が極端に屈曲する。 フォーカル・ジストニアと診断され、リハビリと薬での治療を始めて約一年半。ほとんど何も変わらない...
小林洋子ピアニスト
2014年6月23日
後一か月ほど
このところ調子が悪い日が続く。気持ちも低空飛行で、ピアノの前に座るのにも、結構労力を要する。 治療を続けることより、健全な精神をキープするのが大変だ。 来月下旬からしばらくの間、右手でピアノを弾くことも出来なくなるわけだから、今どうにか弾ける音型、その音型を使って弾けるジャ...
小林洋子ピアニスト
2014年6月19日
現実と向き合って
ボツリヌス菌による治療(注射)の日程がきまったら、何となく、リハビリがしんどくなる。 それまでのリハビリと薬は意味があるのか......などと良からぬことを考えたりする。 まだ一ヶ月以上あるのに、こんなことでは時間をただやり過ごしているだけになってしまうではないか。...
小林洋子ピアニスト
2014年6月12日
決心
医師との相談の結果、7月下旬に第一回目のボツリヌス菌による 治療を受けることに決める。 神経を麻痺させて、異常な運動を抑制するものであるため、 一ヶ月程ピアノは弾けなくなるが、日常生活にはさほど支障はないようだ。 工夫すれば何とでもなるだろう。...
小林洋子ピアニスト
2014年6月3日
思い切って
不安に思っても仕方がないので、がんばれるだけ治すことを目標にやっていくしかない。 リハビリと薬では、今以上良くなることもないので、気が変わらない限り、 来月にはボツリヌス菌の注射を受けることになるだろう。 日常生活にどの程度の支障がでるかは分からないけれど、...
小林洋子ピアニスト
2014年6月1日
産経新聞記事 vol.4 (脳神経疾患ジストニア)
電気刺激で体に負担のかからない 新たな治療法の研究も進んでいる。 脳に電気刺激を与え、局所性ジストニアの症状を 改善する方法の開発に、上智大学の 古屋晋一准教授らの研究グループが世界で初めて成功。 4月、学術雑誌のオンライン版で先行公開された。...
小林洋子ピアニスト
2014年5月31日
産経新聞記事 vol.3(脳神経疾患ジストニア)
治療法は1.服薬 2.ボッリヌス注射が一般的で 「早めの治療だと治療成績も良い。9割まで症状が改善する人もいる。 治療によって、うまくし症状をコントロールすることは可能」(坂本医師)。 薬の場合、抗てんかん薬やパーキンソン病などの薬が処方される。...
小林洋子ピアニスト
2014年5月28日
産経新聞記事 vol.2(脳神経疾患ジストニア)
この後治療法などについて記載されていますが、 その前に、以前TV番組でも紹介されたピアニスト:智内威雄氏の記事の記載もありましたので、 ここで記したいと思います。 ピアニストの智内威雄さん(37)はドイツに留学中の平成13年、 右手にジストニアを発症した。...
小林洋子ピアニスト
2014年5月28日
産経新聞記事vol.1(脳神経疾患ジストニア)
手指や唇などが思い通りに動かなくなる脳神経疾患のジストニア。 局所性ジストニアは音楽家やスポーツ選手に多く発症する。 人気デュオ「コブクロ」の小渕健太郎さんなど多くの音楽家を苦しめてきた。 命に関わる病気ではないが、QOL(生活の質)に関わる病気だ。(油原聡子)...
小林洋子ピアニスト
2014年5月18日
緊張しながら
ある日起きたら、突然神経回路が再編成され、 ジストニアが治っていたなんてことが起きないかと思う。 出来ればリハビリと薬で治したかったけれど、そうもいかないようだ。 現在、リハビリも緊張しながらやっている気がしている。 もっとリラックスしなくては......。
小林洋子ピアニスト
2014年5月8日
決心するには
医師との相談により、 やはりボツリヌス毒素による治療法を 選択することになりそうです。 1ヶ月~1ヶ月半ほどピアノは全く弾けなくなる。 ピアノどころか日常生活もどうなることか。 治療の時期をどうするかスケジュール調整と考える時間を 一ヶ月程もらってきました。 ...
小林洋子ピアニスト
2014年1月31日
リハビリだけは
普段、風邪もひかない元気な私だけれど、鬼のかく乱が起こった。 でもリハビリだけは、這い上がってでも続けた。 講師の日は、空き時間にがんばる。 薬が全種飲めなかったので、結果は最悪だったけれど、 本日よりまた通常通り飲用し、調子も少し持ち直す。
小林洋子ピアニスト
2014年1月27日
少しずつ明るく
2014.1.27 少しずつ明るく この頃からほんの少しずつ、 曲を練習するのが楽しくなってくる。 昨年までは、どうリハビリをやるか? だけで精一杯だったけれど、 好きなジャズのスタンダードなど今までとは違ったリハモナイズに挑戦したり、 ...
小林洋子ピアニスト
2014年1月20日
やはり
ずっと向こうに見える光のようなものは、 気のせいではないようだ。 一言で「リハビリ」といっても人それぞれやり方も違うだろうし、 誤作動を起こすようになってしまった神経回路の再編成という基本は同じだけれど、 最初は暗い闇の中にいるような感じだった。 ...
小林洋子ピアニスト
2014年1月19日
新しい道の奥の奥に
この2週間程は、症状の出ないある程度のtempoをキープ出来ている。 こういう状態は初めてのことだ。 今のところは、新しい道の奥の奥に 微かに見える光のようなものを感じている。 こんな時は、先日記した「左手のための曲」でなくても、 ...
小林洋子ピアニスト
2014年1月15日
少しの明るい感触
昨年同様、浮き沈みはあるけれど、 明らかに、沈んだ時の感覚が今までとは違っている。 これは一時的な沈みで、 またすぐ浮き上がってくるであろう感触なのだ。 これは大きな進歩だ。 私はジャズ・ピアニストだけれど、 クラシックの曲で、左手のために書かれた曲 ...
小林洋子ピアニスト
2014年1月13日
左手の助け
今年に入って一番変わったであろうことは、 気持ちの持ち方かもしれない。 何となくだけれど、リハビリに対して、 心が明るくなったような気がしている。 症状は相変わらずだけれど、昨年は「こんなこと続けていて 何の意味があるのだろうか?」などと思う日も多少はあったけ...
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